「科学」における「化学」の最大の特徴は「ものづくり」、すなわち「この世にないものを作り出せる」点です。わたしたちは、元素・結合・反応場などを中心とする反応性開拓を土台として、創薬科学や生命科学に資する次世代分子設計基盤の構築を目標としています。実験化学と理論計算の協奏による分子の精密設計と深い理解によるアプローチを基盤として、未踏の反応性・物性・機能を追求します。また、異分野との連携・密接なリンクを重視し、望みの分子機能の獲得を目指します。共同研究も積極的に行うことで、幅広い分子科学研究を展開します。主なテーマを以下に記します。
1 多様な元素・結合・反応場の特性を活用する触媒設計指針と有用官能基導入法の開発
2 高活性・高選択性を実現する分子メカニズムの解明
3 脂質・脂肪酸の有用分子プローブの創製と生命科学への展開
4 きのこ由来の生物活性化合物 Fairy Chemicals に関連する分子科学
5 医薬品として期待される生物活性を有する天然物の全合成

詳細については論文発表もご参照ください。（上記また追って更新します。）

滝田の ORCID や researchmap などもご参照ください。